「ハンドメイド作品が海外で高く売れるらしい」「Etsy(エッツィー)って最近よく聞くけど、何?」
SNSでそんな噂を耳にして、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
国内のメルカリやminne、Creemaなどで販売している方、あるいは「これから何か副業を始めたい」と考えている方にとって、世界を相手にする「海外販売」は非常に魅力的な響きですよね。
結論からお伝えすると、Etsyは今、日本人作家にとって「もっとも成功しやすい海外市場」のひとつです。
この記事では、まだ右も左もわからないという方に向けて、Etsyの仕組みから「ぶっちゃけ稼げるの?」という本音の部分まで、日本人の視点でわかりやすく解説します。
Etsy(エッツィー)とは?世界中からファンが集まるハンドメイドの聖地
Etsyは、アメリカに本社を置く「ハンドメイド・ヴィンテージ・クラフト素材」に特化した世界最大級のオンラインマーケットプレイスです。
世界中に約9,000万人以上の買い手がいて、その市場規模は日本国内のハンドメイドサイトとは比べものにならないほど巨大です。よく「世界版のminne(ミンネ)」や「ハンドメイド専門のAmazon」と例えられます。
Etsyは、単なるショッピングサイトではありません。作り手(セラー)のストーリーやこだわりを大切にする文化があり、大量生産品ではなく「世界にひとつだけのもの」を探している熱心なファンが集まっているのが特徴です。
なぜ今、日本の「モノ」が世界で求められているのか
「日本の普通の主婦が作ったものが、海外で売れるの?」と不思議に思うかもしれません。しかし、海外から見た「Made in Japan」の信頼度は、私たちの想像以上に高いのです。
丁寧な手仕事: 日本人特有の細やかな仕上げは、海外では「高級なアート」として評価されます。
独自の文化: 折り紙、和柄、刺し子といった伝統的な要素はもちろん、日本独自の「可愛い(Kawaii)」文化や文房具も大人気です。
梱包の美しさ: 商品そのものだけでなく、丁寧な梱包や手書きのメッセージカードなど、日本式の「おもてなし」がファンを作る強力な武器になります。
海外発送は難しい?「送料」の不安を解消しよう
実物を送る場合、一番の不安は「送料が高そう」「手続きが難しそう」という点ですよね。しかし、現在は日本人作家向けのサポートも充実しています。
- 日本郵便(国際郵便)
軽いものなら「国際eパケット」や「小形包装物」が安くて便利です。 - クーリエ(FedEx・DHLなど)
到着が早く、追跡も確実。Etsyセラー専用の割引料金が使える発送代行サービス(「広場(Hiroba)」など)を利用すれば、個人でも手頃な価格で送れます。
送料設定のコツ: 「送料を商品代金に含めて送料無料(Free Shipping)」に設定すると、Etsy内の検索結果で優遇されやすくなり、売上アップに繋がります。
自分自身が発送する商品の大きさと発送先の住所を考えて、事前に発送方法と金額を確認しておきましょう。ダウンロード商品の販売をすれば、送料の心配もなくなるのでおすすめです。
EUへの発送は注意が必要です。詳しくはこちらへ
あなたはどのタイプ?Etsyで選べる3つの販売スタイル
「海外に荷物を送るのは難しそう…」と感じている方も安心してください。Etsyには、自分のライフスタイルに合わせた3つの売り方があります。
実物商品の販売(Physical Items)
自分で作った作品を、国際郵便やクーリエ(FedExなど)を使って海外の購入者へ発送する、最もスタンダードな方法です。
例: アクセサリー、編み物、陶器、木工品など
魅力: 日本の「丁寧な梱包」が直接評価されやすく、高単価で売れる可能性があります。
デジタルデータの販売(Digital Downloads)
イラストや写真、編み物の型紙、手帳のテンプレートなどを「データ」として販売します。
例: 壁紙用イラスト、かぎ針編みの編み図、日本語の練習帳PDFなど
魅力: 発送作業がゼロ! 一度アップロードすれば、寝ている間も世界中の人が勝手に購入・ダウンロードしてくれます。
プリントオンデマンド(POD)
「デザイン」だけを自分で作成し、注文が入ったら専門の業者がTシャツやマグカップに印刷して、そのままお客様へ発送してくれる仕組みです。
例: 自分で描いた猫のイラスト入りのTシャツ、スマホケースなど
魅力: 在庫を持つ必要がありません。 梱包や発送も業者が代行してくれるため、副業として始めやすいのが特徴です。
さらにこんなカテゴリーも!
Etsyでは、自分で作っていないものでも「20年以上前のヴィンテージ品」や、ハンドメイドに使うための「素材・道具(パーツやキット)」であれば販売が認められています。
ぶっちゃけ稼げる?Etsyで海外販売を始める3つのメリット
「海外に売るのって、国内より儲かるの?」という疑問にお答えします。今、多くの日本人作家がEtsyに参入しているのには、明確な理由があります。
円安が強力な追い風になる
今、歴史的な「円安」が続いています。これは海外の人から見ると「日本の商品が安く買える」状態であり、私たち売り手にとっては「ドルで稼いで円で受け取ると、手元に残るお金が増える」という大きなメリットになります。国内で3,000円で売っているものが、海外では5,000円以上の価値で取引されることも珍しくありません。
「競合」が国内サイトより少ない
minneやメルカリでは、似たような作品が溢れて価格競争になりがちです。しかしEtsyなら、あなたのライバルは世界中の作家。日本人特有のデザインや素材感は、それだけで「差別化」された希少価値のあるものとして扱われます。
集客をサイトがやってくれる
自分のネットショップをイチから作ると集客が大変ですが、Etsyには最初から「ハンドメイドが好きな人」が世界中から集まっています。正しいキーワード設定(SEO)さえ覚えれば、広告費をかけなくても世界中のお客様に見つけてもらえます。
【現実チェック】Etsyを始める前に知っておきたい3つのハードル
良いことばかりではありません。挑戦する前に、以下の3つの壁があることも知っておきましょう。
英語の壁
サイトの管理画面やお客様とのやり取りは英語が基本です。ただし、今はGoogle翻訳やDeepL、ChatGPTなどの翻訳ツールが優秀なので、定型文を覚えればそれほど怖くありません。
送料の計算
海外発送は国内よりも送料が高く、配送会社選びも重要です。送料を「商品代金に含める」のか「別途いただく」のか、戦略が必要になります。
手数料の仕組み
出品手数料(約30円/件)や販売手数料、支払い処理手数料などがかかります。利益計算をしっかり行うことが成功の鍵です。
今日からできる!「私にもできるかも」を見つける第一歩
まずは、Etsyのサイトを「お客さん気分」で覗いてみてください。「Japan」と検索して、どんな日本の商品が、いくらで売れているのかを見るだけでも、たくさんのヒントが見つかるはずです。
もし「自分でもやってみたい!」と思ったら、まずは家にある不用なヴィンテージ品や、簡単なデジタルデータから出品してみるのもアリですよ!
まとめ:世界中にあなたのファンは必ずいる!
Etsyは、あなたの才能を日本国内に留めておくにはもったいない、無限の可能性を秘めた場所です。「英語が苦手」「発送が不安」という気持ちは、みんな同じ。一歩踏み出せば、地球の裏側であなたの作品を宝物のように愛してくれる誰かに出会えるかもしれません。
まずはアカウントを作って、世界への扉を少しだけ開いてみませんか?
免責事項: Etsyでの販売に伴う消費税の還付や輸出規制、所得税等の詳細については、個別の状況により異なるため、必ずお近くの税務署や税理士、関係機関へご相談ください。

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